
息子が高校でラグビーを始めた日と、明日の新人戦に寄せて
高校一年生の息子が、この春から南昌みらい高校に入学し、同時にラグビー部に入りました。

正直、ラグビーとはまったく縁のなかった我が家。まさか息子が楕円球を追いかける姿を見る日が来るとは思ってもいませんでした。
そして明日、11月1日は初めての新人戦。会場は岩手県の宮古市です。
息子は緊張と期待が入り混じった表情で「トライするから、ぜひ見に来てほしい」と言ってくれました。(母親に(笑))
その言葉を聞いたとき、胸の奥がじんわりと熱くなりました。

実は、この南昌みらい高校は、僕の母校でもある旧・不来方高校です。
僕は不来方高校の第1期生。そして息子は校名変更後の南昌みらい高校の第1期生。
偶然とはいえ、父と息子が同じ校舎で青春を過ごすことになるなんて、不思議な縁を感じます。
あの頃の校舎、グラウンド、風の匂い。記憶の中にある景色が少しずつよみがえってきます。
僕たちの時代はまだ校舎も新しく、文化祭や体育祭をみんなで手探りで作っていた。
そんな母校のグラウンドに、今は息子が立ち、仲間と肩を組んで試合に挑む。
このつながりを思うと、言葉にならないほど感慨深いものがあります。
もちろん、活躍してくれたらうれしい。
でも何よりも、ケガだけはしないでほしいというのが正直な親心です。
ラグビーは激しいスポーツです。だからこそ、チームメイトを信じて、仲間と共に全力でプレーしてほしい。
勝っても負けても、そこに立っているだけで誇らしいと思っています。
明日は朝早くから宮古へ向かいます。
あのグラウンドに響く笛の音と、息子の声を胸に刻んでこようと思います。
新しい南昌みらい高校の歴史を、息子たちの世代が作っていく。その瞬間を見届けられることが、何よりの幸せです。
